歯周病

1. 歯周病は全身の健康に悪影響

良く知られていますが、歯周病(歯槽膿漏)を放置すれば身体全体の健康に悪影響があります。
例えば歯周病があると、痛みや歯のぐらつきのため、良く噛んで食事をする事が出来なくなります。
しかし、咀嚼が充分でなく飲み込むような食事を続けますと、胃腸は負担に負けて弱って来ます。
実は胃腸は「第二の脳」と呼ばれるほど、さまざまなホルモン・分泌物のコントロールに関わっており、胃腸の働きのバランスが崩れると、意欲や記憶力の低下、不眠症、場合によっては認知症へとつながるケースもあります。
また意外なようですが、噛むという動作は、他の四肢の動作にくらべても多くの刺激を脳に与え、脳の働きを活発に保つ強力な作用をもっています。
また、歯周病を放置しておけば、糖尿病の悪化要因にもなりますし、口内の衛生状態が悪いと肺炎につながる事もあります。
挙げればきりが無いほど様々な面から、歯は元気で長生きするために重要な役割を担っています。
そのため、歯周病の予防や治療のたいせつさが説かれ、治療やケアのために多種多様な製品が販売されています。
しかし、それらのいろいろ試してみても、なかなか歯肉の炎症が止められないケースが多々あります。
そこで、漢方で歯周病(歯槽膿漏)に対処する方法をご紹介致しましょう。

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2. 漢方で対処する。

まず漢方では、病気を見る時必ずその病気が表(おもて)にあるものか、裏(内部、内臓)にあるものかを考えます。。
歯周病は、場所は口中であるものの、頭部にあることや、手で触れる場所であることから、他の皮膚病と同様に表にあると考えられます。
一方、病変が体表周辺にある場合の治療法は、漢方では、原則として「病原を体の外に追い出す」という方法をとります。この治療法を「解表」(かいひょう)と呼び、用いるお薬は「解表薬」(かいひょうやく)です。
歯周病の場合も、この原則に従って、解表薬を用います。
更に、歯周病は炎症性(熱性)の症状ですから、「清熱解毒薬」(せいねつげどくやく)というカテゴリーの漢方薬も併用します。
この組み合わせは、多少時間がかかるものの、歯肉炎や膿の溜まった症状に対しては、着実な対処法となります。

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3. 漢方も含めて有効な対処法を総動員する。

もちろん、歯周病は、基本的には、口中の細菌による病原性のものですから、口内を清潔にし、歯石や歯垢を除去するなど、生活の中で対処できる面も多々あります。
また、禁煙や禁酒、カルシウムやビタミンの摂取、基礎疾患(糖尿病)への対処など、改善への多くの指針が示されています。(詳細は、専門サイトでの解説をお調べ下さい。)
しかし、そういった従来からの方法で限界を感じられている方は、体の内側からする対処法のひとつとして、漢方も考えてみられてはいかがでしょうか。
きっと、いままでとは違う感触を得られることと思います。

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